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回想
あれは10年前のこと。
私としては1番のモテ期だった。
そのなかで史雄は1番の彼氏だった。
私を本当に大事にしてくれた。
それなのに私ったら、他の人と付き合っては別れて史雄のところに戻り
また、違う人と付き合って別れては史雄のところに戻った。
彼....史雄は、その都度笑顔で私を受け止めてくれた。
そんな史雄が私は大好きだった。
ある日、彼が私に指輪をくれた。ガキだった私は、ただのプレゼントとして貰ったけど、あれは、婚約指輪では無かったかと今は思う。彼は何も言ってくれなかったけど。
そんなこんな遊びつづけた私は、会社の男の子と付き合いはじめた。
彼は、縛りが強く、なかなか史雄と会えなくなってきた。
会社の中では、彼と私のことが知れて、なかなかわかれにくくなってきた。
彼は、今までの人と違い、私を振り回す。そんな彼に惹かれてしまった私がいたことも確かなことだった。
お互いの家を行き来していたら、ますます、別れたくなってきても、周りを気にして別れづらくなってきて...結局、彼と結婚してしまった。
史雄も、年下の女の子と結婚したと聞かされたときは、何故か悲しかった。
それでも、私たちは連絡を取り合っていた....コッソリ。
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