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出会い
シンシンと雪の降る夜、一人街中を歩くボクは女の子に手を振り別れたタキと目が合った。
「君、独り?良かったら一緒にケーキでもどう?」タキが喫茶店を指して言う。
タキが笑った時、口元からはみ出る牙を見てボクは彼も吸血鬼だと直ぐに分かった。
「いいよ。でも、一つ言って置くけどボクも吸血鬼だから。」ボクはタキの笑顔に惹かれていた。
「マジ!それって運命じゃん。」タキはまた笑った。
ボクらはドキドキしながら手を繋ぎ喫茶店に入った。
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