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食事
ボクらの食事は基本的に血を吸うことだ。毎朝、毎晩、ボクらはお互いの血を吸って思う。
「嗚呼、今日も美味しい。」ボクらの食事は血の交換だ。
だから、ボクらは別々に他の血を食事として求めなくてはならない。
そうでなければ生きて行けないからだ。本当はお互いの血だけを吸っていたいのだが食事は欠かせない。
ボクらはお互いの血を最高の食事だと思っている。タキの血を初めて吸った時、ボクは運命を感じた。
それくらい美味しく優しい味だった。
「嗚呼、今日も美味しい。ミキの血は最高だ。」タキもボクの血に魅了されていた。
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