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×××
ボクはタキが好きだ。でもボクらはまだ×をした事がなかった。
ねぇ、タキ。ボクらは恋人だよね。吸血鬼でも恋していいんだよね。
ボクらは首筋に牙を入れる事は毎日しているけど普通の人間のように甘いキスはない。
どうして・・・。ボクはタキの気持ちを確かめたくて仕方がなかった。
「ねぇ、タキはボクのことどう思う?」ボクの言葉にタキは真剣に答える。
「愛してる。この世界で最高に俺はミキが好きだ。」タキはボクを抱きしめた。
「じゃあ、キスして、タキの気持ち全部込めて。」ボクは初めてタキに甘えた。
タキは唾を飲み込み目を閉じたボクの唇をそっと奪った。
夕暮れの橋の上でボクらは愛を伝え合った。いつもとは違う方法で愛情を注いだ。
「嗚呼、今日も美味しい。」これは初めてのキスの味だった。
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