この軀から、溢れんばかりの愛を。

1/17
前へ
/17ページ
次へ
昔から、私は強がりと言われる子供だった。 欲しいおもちゃがあっても「いらない」と言って、本当は痛くても「平気」と首を横に振って、「むしろ可愛げがない」と言われる子供だった。 そのくせ転んで泣いて甘えるような子供には幼いなりに鼻白むんだから、さぞ面倒な子供だったろうなと我ながら思う。
/17ページ

最初のコメントを投稿しよう!

23人が本棚に入れています
本棚に追加