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優しい人
復讐は細かな神経のスイッチを切ることから始まる
雑になった今の自分は無敵で
君のことなんかいとも簡単に壊せそうなのに
丁寧に生きてる君の
一秒一秒が
目に見えて
息遣いとか
つけ足されたリズムとか
とにかく無防備すぎて気が抜けた
あるいは優しすぎて
張りつめていたものが解けていく
傷に触れられ
許さないと決めたこと
目の前の優しさで揺らぐほど
浅くはないはずなのに
だからスイッチを切ったのに
やっぱり
君のことは傷つけたくない
教えてほしい
君を傷つけないですむ術を
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