一章・時の改変

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一章・時の改変

大嶋 優衣は高校二年のどこにでもいる女子高生 ただ一つ普通とは違うのは彼氏が2回り歳上の麻生 勇樹がいる事 優衣と勇樹は優衣が事故に合って運ばれた病院の担当医だった。 優衣は歳上で包容力がある勇樹が大好きで勇樹は優衣の好みど真ん中だった。 そしてすべての初めては勇樹だった。 付き合うのもデートも初体験も何もかも。 優衣が20歳を迎えたら結婚の約束をしている程愛し合っていた。 勇樹 「今日はどこいこうか?」 優衣 「一緒に入れればどこでもいいよ」 と、付き合い初めて1年近くたっても仲の良さは変わらなかった。 優衣 「あ、でも今日弟迎えにいかなきゃなんないから夕方にはバイバイしないとなんないなぁ」 優衣には歳の離れた4歳の妹がいて親が忙しい時は優衣が迎えに行っていた。 -保育園- 「あ、お姉ちゃん!!」 優衣の妹、大嶋柚子が優衣を見つけると走りだし抱きつく 優衣 「柚子~」 優衣は柚子を抱き締めると頭を撫でる 「柚子ちゃんお姉ちゃんお迎え良かったね」 声がして優衣が顔をあげると大柄な男が立っていた 優衣 「あ、先生」 祐二 「今日はお姉さんがお迎えに来るって柚子ちゃん朝からずっと言ってましたよ」 優衣 「そうですか…でも先生相変わらずでかいっすね笑」 祐二は身長190あり体重も100キロ近くある大柄な男なので保育園にいてエプロンをしていなければただの不審者にしかみられない容姿だった 祐二 「いやぁ1日一回は絶対言われるよそれ」 優衣 「でも性格は優しいとかギャップ萌えですよね笑」 祐二はひきつった顔であからさまに戸惑っている 祐二 「いやいや勘弁してよ汗」 優衣は挨拶をして柚子と保育園を後にする。 -次の日- 優衣のスマホの呼び出し音がなる 優衣 「もしもーし?」 『もしもし…』 電話は彼氏の勇樹だった 優衣 「電話くれるの珍しいね?」 勇樹は普段よほどの事がない限り電話してくる事はなかった 勇樹 『うん…』 優衣 「…どうしたの?」 勇樹の声は明らかに沈んでいる 優衣 「何かあった?」 勇樹 『今日会えないかな?ちょっと…大事な話があるんだ』 優衣 「大事な話?…それっていい話?悪い話?」 しばらく沈黙が流れる 勇樹 『とりあえず今日学校終わったら連絡ちょうだい?』 そう言うと通話が一方的に切られた 優衣 「…何これ」 今まで勇樹から大事な話をされた事は二度あった 一回目は告白。 二回目は昇進だった。 その二回とも「大事な話がある」と言われたが二回とも興奮したような声だった。 今回は深刻な声で言われた。 嫌な予感はした -放課後- 優衣は1日ドキドキしっぱなしで過ごしていた。 勇樹の大事な話とは何か気になって色々考えたが答えが見つかるはずもない スマホを取り出し勇樹に電話をかける 三回目の呼び出し音の後、勇樹が出た 勇樹 『もしもし?』 優衣 「あ、わたし」 勇樹 『今から迎えに行くから』 優衣 「どこで待ってればいい?」 勇樹 『じゃあ駅前の公園で待ってて?』 優衣 「わかったよ」 勇樹 『着いたらまた連絡するから』 優衣は返事をすると電話を切り不安な気持ちのまま駅前の公園に向かう。
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