家庭的な麻婆豆腐はたまにめちゃくちゃ辛い

1/2
2人が本棚に入れています
本棚に追加
/2ページ
なんとなく入った三茶の中華屋で、 麻婆豆腐と半炒飯のセットを頼んだら、見た目が家庭的で、優しさの塊みたいな麻婆豆腐が、 「かっっっら。。え、かっっら。。」 ってなって、 炒飯が先に食べ終わっちゃって、ライスが欲しいのに、メニューにはなくて、大将はなんかビール飲んでるし、常連とすげえ楽しそうに話してるし、見た目ヤクザだし、いや、絶対ヤクザだし、恐る恐る 「ライスありますか?」 って聞いて、ライスだけお代わりして、 麻婆丼を美味しく食べてたら、 「トマト、あげる。」 なんて、作業をしながら下向いてぼそっと言われて食べたトマト。わかるかわかんないかくらい少しだけ塩がふってあって、 「美味しいです。」 って伝えたら、まだ俯いたまんまニヤっとして、 「近所のおばさんがくれたんだよ。わけなくちゃな、こういうのは。」 って。幸せのおすそ分けとでも言いたいのかな〜って思いながら、 へーーーーってなって、適当に微笑んでお会計したら、ライス代もサービスされてて、そういう優しさに今日も生かされながら、どっか、へーーーーーー。って思ってる自分がいた。 何故かエイプリルフールに別れ話をしてきた元カノを引きづりながら、ひきづってたらちぎれて記憶からいなくなるかな。なんて思いながら、出会った友達の知り合いの子。みんなで飲んだ後、後日、二人でパン屋デートして、その時、いきなり自分の過去語り出して、部活内でのいじめとか、帰り道に襲われた話とか。でも、正直、元カノがまだちぎれてなくて、多分、結構強めのゴム製で、二重か三重に強めに巻きついてて、仕事もその時めちゃくちゃ辞めたくて、悩んでた。向こうが本音をいきなり語ってんのがなんでかわかんなくて、適当に上手いこと取り繕って、ばいばいした後にずっと後悔してた。 後日、謝ろって思ったデートは結局実現しなかった。
/2ページ

最初のコメントを投稿しよう!