またね

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私がここを通る時 あなたは決まって私の前に現れる。 私と同じくらいの歳に見える。 だんだん近づいてくると、私よりちょっと背が高かった。 服装はいたってシンプルだけど 少し癖のある髪の毛と 可愛いウサギの耳がついたスマートフォンを片手にしていて 少しビックリして 少し胸が高鳴った。 とても不思議なことだけど 私があなたを見る時は 決まってあなたも私を見てる あわてて目をそらして もう一回見るけれど やっぱり見ていた。 視点は私なのに どこかの映画を見ているようだった。
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