またね

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「別に怪しいものではありません」 口には出さなくても 身の潔白を証明しようとするあなたが やっぱり可笑しくて 私はつい笑ってしまう。 私と反対方向に住んでいて いつもここを通る。 人通りは激しいけれど 車が通らないので危なくない。 そう言いながら髪の毛をいじって 目線がついつい外れてしまう そんなあなたが どこか守ってあげたくて。 色々聞いてしまった。 駅前のスーパーは 5時がタイムセールとか この先の喫茶店は 合言葉でトッピングをしてくれるとか 公園には 野良猫がたむろしているとか こうやって話してみると とても楽しくて この時間が しばらく続けばいいと 思ったけれど
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