またね

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私が挨拶すると あなたも少し遠くから言ってくれた。 「また 会いましょう」 そうして  また  雑踏の中へ 恥ずかしい。 恥ずかしいのに、心地よい。 恥ずかしいのに、それ以上の胸の弾み。 この気持ちは、きっと誰にも手渡したくない。 今度はいつ逢えるのか 今度はもっと 色々話してみたい。 私は ホクホクした気持ちを抱いて帰路につく。
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