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久しぶりの合コンで何をどうしたらいいのか分からず、とりあえず二年前に買った白のワンピースにカーディガンを合わせて着てみたものの、南さんからはいまいちな反応を受けた。
他の女の子達は可愛いねと褒めてくれたから、なんとか安心してここに座っているんだけど。
「片岡さんは趣味は？なんかあるの？」
「本を読むのが好きで」
「へーどんな本読んでるの？」
「心理学系から物語まで幅広く読んでます」
「そ、そうなんだ……。」
はあ、ドキドキする。ずっと緊張してる。そのせいか喉がやけに乾いてウーロン茶ばかり飲んでいる気がする。
楽しそうな笑い声が響く中、皐はトイレに立った。トイレから戻ろうと歩いていると、男の大きな声が耳に届いた。
「いやーあれはないでしょ」
「黒髪に眼鏡でスッピンって。合コンなのに何の気合いも入ってないし」
「でもさ、服だけは気合い入ってたよね？何あれ、結婚式の二次会？」
そんな会話を南が止める。
「止めてよ。私の同僚なんだからね」
「なんで誘ったわけ？あ、数あわせとか？」
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