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『大和くんは?今幸せ?』
もちろん幸せに暮らしてて欲しくて聞いた。
別々の未来だったけど、私の知らない人と結婚してその人との子供がいて幸せな家庭を築いてる。
私じゃない誰かを想像するのは少しだけモヤモヤするけど、私もそうなってるように、大和くんもそうなってると思った。
幸せに暮らしてるって。
だけど…私の問いに、龍兄は颯ちゃんへと話しかけた。
「颯太…まだ話してねーの?」
「あーーーそうっすね。すみません。…言えなかったっす」
「…そうか」
その二人の雰囲気が…
嫌な予感を感じさせた。
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