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差し出された手を、しっかりと握る。あたたかくて大きな手。いままでずっと私の隣で、私を支えてくれていた手。
草介、草介、私あなたといっしょに過ごせてよかった。恋人でも、友達でも、なんだってかまわなかった。あなたといっしょにいられたら、それだけで充分だった。
「…草介も、元気で」
握った手から、どきどきと心音が伝わる気がした。きっといま私たちは同じ気持ちなのだろうと思った。
離れても一番に、君のことを思っている。
まるで恋のように
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