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「んっ‥んっ‥ぅ、あ」
夜の9時。使われていない公衆トイレの一室。
陰山は必死に唇を噛みしめ声を押し殺しながら、壁についた両手の拳を強く握りしめた。
今まで味わったことのない、体の内側をえぐられるような快感に頭の中がとろけそうになる。
奥を突かれる度に全身が震え、鳥肌が止まらない。
「陰山‥っ」
陰山の腰を掴み激しく腰を打ち付けている男は、囁くように名前を呼ぶ。そして、羞恥で首まで真っ赤になっている陰山の頭を、子供をあやすかのように撫でた。
(くそっ!!なんでこんなことに‥‥‥!!!)
陰山は心の中でただひたすらに自分自身を呪った。
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