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私には知識がない。思いを綴るだけの経験もない。 他の物語を読み世界を知った気になる。専門書を読み知識を得ようとする。結局のところ、いざ机に向かうと写し書いたようなオリジナリティに欠けた物語を紡ぐことしか出来ない。 私はネガティブになりたいのだ。沈んで沈んで息が出来ないくらいが調度良い。辛くなってきた頃に私は私が描けるのだ。
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