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『はぁ〜。そうだよな。』とため息をつく智哉
嬉しそうに教室を出て行く愛
その様子をずっと眺めている智哉
『智哉。どうしたの??』と話しかける夏子
『いや。愛に好きな人ができたんだって。』と話す智哉
『よかったじゃん。愛可愛いもんね。』と微笑む夏子
『本当・・・可愛いよな・・。』と小さく呟く智哉
『智哉??なんかいった??』と不思議がる夏子
『いや。何にもだよ。』と微笑む智哉
『でっ!誰っていってた??』と智哉の顔を覗き込む夏子
『えっと・・。直樹って』
『やっぱり。直樹なんだ』と頷く夏子
『知ってたの??』
『実は私も直樹が好きで告白したら振られちゃってその後になんとなく』と苦笑いする夏子
『お前もか・・。直樹もてるよな』
『智哉?今日の智哉変だよ。なんかあったの??』
『何にも。さぁ。帰ろう。愛が待ってる』と帰る準備をする智哉
『そうだね。直樹も誘う??』と声を掛けると智哉の動きが一瞬止まる
『そうだな。愛も喜ぶしな』と笑う智哉
『じゃあ、私直樹よんでくるね。久々に4人で帰れるね』とはしゃぎながら夏子が教室から出て行く
『直樹・・。はぁ〜』とため息が止まらない
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