牧家

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外のガレージには嵐の車があって、みんなは乗り込む 普通は徒歩かチャリ通なんだけど、目的地が同じ学校の先生がいるって こんなに楽ちんなんだな。 家から出る時間も普通の子より遅いし。 出発すると、車は学校の話になった 運転しながら嵐は匂い消しのスプレーを振ってる 「そう言えば、旭と零。お前たちまた生徒会長達に逆らったんだってな」 「あぁ?あー、いつの事?毎日すぎて分かんない」 「あの生徒会長、俺の所にまで来てうるさいんだからな。」 そんな生徒会長さんがいるんだ きっと服や髪で怒られてるんだろうな。あとピアス。 「牧家は存在自体目立つんだから、仕方なくない?」 「あー、美男美女って?」 「そうだ、だからこそだ。身なりはきちんとしろよ。先生だってピアスも香水も………まぁ色々、抑えてるんだ」 うちの兄姉、朝からケバイ話は学生としてどうかと思うが。
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