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まず、彼は現職の知事を女性スキャンダルで失脚させ、辞職に追い込んだ。彼は、不法滞在しているフィリピン人女性を知事の家に強引に住まわせた。知事は彼女を追い出そうとしたが、フィリピン語を話すことができず、頓挫してしまった。
知事が不法フィリピン人と同居、しかも妻子とともに。意味不明である。沖縄県民は困惑の果て、知事に退陣を求めた。
そしてすぐに知事は辞職し、選挙が行われた。もちろん、その青年政治家は出馬した。だが、勝ち目は薄かった。与党候補や野党統一候補、そのような候補者に、泡沫候補の彼がどつやって出しぬこうか。まともな方法では無理であった。そこで彼は、残忍な手段を取ることにした。
もちろん、彼は世間から徹底的に非難された。「候補者を殺害するなど前代未聞だ」、「倫理に反する」、「あいつは在日インド人だ」などという声に対し、彼は悪びれることもなく、
「候補者を殺したのは私ではない、イスラム派だ。むしろ、私のおかげでイスラム過激派の数を減らすことさえできた」
と言ってのけた。
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