恋する乙女よ!今こそ、恋の始まりよ!!

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1.恋の始まり 初めまして、私のお名前はアイラ・アラスェウンで年齢20歳。 私は貴族です。 貴族なのはいいですけれど、私には専属の使用人が4人もいます。 正直言うと使用人なんて私には必要ありませんが、親が必要だからかも しれないと言って使用人を4人もいるという現状です。 4人の使用人のお名前は………………。 まず一人目がファミラス・ビラミスで年齢18歳。 次に二人目がミリアム・サラートで年齢18歳。 そして、三人目がサラ・イクトエルで年齢18歳。 最後の四人目がミラ・アラウェルで年齢18歳。 この4人が私の専属の使用人です。 4人ともしっかりと使用人としてのお仕事はしてくれるのはいいけど、 実はそれだけではなかった。 私がお部屋でのんびりとくつろいでいるとドアがノックされて音が聞こえると 私はドアの傍まで行き、ドアを開けるとそこにはファミラスが居た。 「どうしたの? ファミラス」 「アイラ様、お話がありまして来ました」 「そうですか、どうぞお入りなさい」 「はい」 私はファミラスをお部屋の中へ招き入れるとドアを閉める。 そして、私とファミラスは高級そうなテーブルと椅子がある所に移動すると 二人は高級そうな椅子に座る事にします。 「ファミラス、お話とは何でしょうか?」 「アイラ様、私と恋をして下さい」 「恋ですか?」 「はい」 「そうですね、恋をするのは構いませんよ」 「ありがとうございます」 「お話はそれだけですか?」 「はい」 ファミラスは高級そうな椅子から立ち上がるとお部屋から出て行くのでした。 「まさか、ファミラスが恋をしたいなんてね」 しばらくしてからお部屋のドアがノックされる音が聞こえると私は お入り下さいと言うとお部屋の中へ入って来たのはミリアムでした。 ミリアムは私の近くまで来ると 「アイラ様、お話がございます」 「はい」 「そのですね、私と恋しませんか?」 「恋ですか?」 「はい」 「ミリアムもファミラスと同じ事を言うのですね」 「えっ、ファミラスもここに来たのですか?」 「はい」 「先を越されたのね」 「恋をするのはぜんぜん構いませんよ」 「アイラ様、ありがとうございます」 「いえっ、気にしないで下さい」 ミリアムは駆け足でお部屋を出て行くのでした。 「それにしてもファミラスとミリアムが私と恋をしたいというのは 珍しい事もあるのね」 私はこれで二人と恋をしないといけない。 恋をするかといって恋人になるわけでもありません。 恋人になれたとしても私はきっと恋している人達全員と恋人になって しまうかもしれません。 そんな事を考えているとまたドアがノックされる音が聞こえると私は お入りなさいと言うのでした。 お部屋の中へ入って来たのはサラでした。 サラが私の元へ歩む寄ってくると 「アイラ様、大事なお話がございます」 私はこの展開をよくご存じです。 きっと私と恋をしたいという事でしょうね。 そんな私はミラに 「私と恋をしたいの?」 「えっ、どうしてそれを」 「だってね、ファミラスとミリアムも私と恋をしたいと言ってきたのよ」 「そ、そうなんですかっ!?」 「はい」 「アイラ様は私と恋をしてくれるのでしょうか」 「恋をしましょうね、サラ」 「あ、ありがとうございます、アイラ様」 「私も恋をするのには抵抗ありませんよ」 「はい」 ミラは嬉しそうにお部屋を出て行くのでした。 さて、そうなると次にこのお部屋に来るのはミラしかいないわ。 私はミラが来るのをじっと待つ事にします。 そうしているとお部屋のドアがノックされて私はお入りなさいと言うと お部屋の中へミラが入ってきて私は 「ミラ、私と恋をしましょうか」 「えっ、えっ、どうしてその事を…………」 さすがにファミラスとミリアムとサラから恋をするというお話をしている時点で ミラも同じ事を言うのは確実です。 「どうしてその事をという質問ですが、ファミラスとミリアムとサラから恋をしたいという お話をしていて知っているからです」 「そ、そうなんですね」 ミラは残念そうにしていると私は 「ミラも私と恋をしたいのでしょう」 「はい、アイラ様と恋をしたいです」 「なら、恋をしましょうね、ミラ」 「アイラ様、ありがとうございます」 「はい」 ミラはお部屋から出て行くと私は高級そうな椅子から立ち上がって 高級そうなベッドの所まで行くとベッドの上に座る。 「これで4人の使用人と恋をしないといけないのですが、どうやってアプローチを してくるのでしょうか」 私は4人の使用人の行動が気になってしょうがありません。 私自身は身構えていれば、それで済むというお話ですよね。 じっくりと待つ事としましょう。
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