きんぎょの詩

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きんぎょの詩

「おい、 今日は金魚にエサをやったかい?」 「そこのデメ金魚は ワカメはうけつけた」 「受付では、係り員の支持に従うフリをしてください。」 「係員に フリは見破られるよ」 「何いいやがる。 俺はワカメ役者だよ、フリも振り向きざまに演じてやるぜ」 「ワカメ役者つったら 味噌汁にはいったダイコン役者をしのぐ演技力をみせようってのか?」 「凌ぐのは 雨露だけで結構。 でもワカメは磯のアメフラシの降らした雨は凌ぎきれない」 「では、ウミウシは」 「乳はしぼれるけど、食肉には霜がたりない」 「足りない霜は 下々に行きわたらない」 「行き渡ったところで 中の下々までだ」
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