日のうた

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日のうた

広がってく(さやか)なソラシ町から街からへと菜花の陰日 優しい瞳に掻きむしられた水玉模様 激しく続く耳鳴りが 横分けの叔父さんを拒絶する 乾いた日には野から飛び立つ 綿毛に乗って あの子のブレザーに不時着しよう  意志のない眼力は ただ君を困惑させるだけ 意志のある流し目が僕を勇気づける 綺麗事は綺麗じゃなくても誰も傷つけない 汚い言葉で傷つけて欲しい
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