クレイジーな企画のために

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クレイジーな企画のために

―2026年10月30日20:00~― やっほー、元気?一ノ瀬新太です!なんと、今回はオレが全て仕切っちゃいます! そう、なんと明日はハロウィン!クレイジーなオレにとってはもうただの祭りでは済ませたくないのでーす! そこで今回は作者を全力で縄にくくりつけて放置し、馬宙先輩完全協力のもと、普段からくそ真面目な子を全力でビビらせてやろうという企画を考えましたぁぁ! で、今回オレが用意するのはVR世界・サイバーアースにある〈誘いの墓場〉に馬宙先輩がつれてきた女の子を閉じ込めて………ックククク、こっからさきはクレイジーさ満点につき、企業秘密な! ―馬宙の家― 「明日ハロウィンかぁ……『リアル×VR』でなんかイベントやらないかなぁ……事前告知がゼロってことは、たぶんゲリライベントやりそうなんだよなぁ。けど、その前にそろそろ進学に向けて勉強しないとなぁ…でなきゃ厳しいんだよなぁ。………ん、こんな時間に電話?もしもし?」 『あ、馬宙先輩っすか?オレ、一ノ瀬新太って言うんです!ちょっと今オレの企画の手伝いをしてくれる人を探してるんですけど…誰もいなくて。』 「企画?どんな企画かによっては、オレも力は貸すけど?」 『実はオレ、明日サイバーアースにある〈誘いの墓場〉に先輩の知り合いとかオレの仲のいい子を閉じ込めて肝試しよりヤバイことをしようと思ってるんです!』 ……なにそれ、めっちゃいいじゃん!流石オレの後輩、できるじゃねぇか。 「おーし分かった、手伝ってやるし、そう言うことならこっちからいい子を紹介してやるぜ。あと、企画も任せろ。オレさ、あのダンジョンは何回か完全攻略経験があるんだ。どうせやるならベテランエンターテイナーがいた方がいいだろ?」 『そりゃあ心強いッス!そんじゃ、明日の朝メールで企画書を送信しますね!』 「分かった……いいか、絶対エグい企画に仕上げて、その子達からいい悲鳴をたくさん頂戴しような!」 『はい!』ツーツー… ヤベ、オレ今相当な悪人になった気がする…
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