未知との遭遇?

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未知との遭遇?

いつも以上に身体が怠く重たい…。 頭の中もモヤが掛かっている様だ。 そして、いつもの感覚と違う…。 身体がお風呂に入っている時の様に温かい…。 温かい…? ボーっとしている頭を少しずつ稼働させ、ゆっくりと目を開ける。 ………いつもの天井じゃない! 横には部長が寝息をたてている。 「ひぃっ!」 私は恐る恐る、布団を剥ぐってみた。 服はしっかり着ていた。 そのまま転げ落ちる様にベッドから降りてベッド脇に置いてあったバッグとコートを掴み、ドアを開け部屋から脱出した。 一歩部屋から出ると何故こんな事になってるのか、分からな過ぎて情けなくなる。 「何が起きた??」 自分に問いかけたところで、思い出せない。 今、一体何時なのか?ここは何処なのか? それさえも分からない。 とりあえず、いつまでも部屋の前で呆然と立ち尽くしているわけにはいかない。 スマホで時間を確認する。 位置情報サービスで自分の居場所を確認する。 ここは間違いなく、部長の住んでるマンションだ。 エレベーターは25階を示した。 1階まで降りるとエントランスにはコンシェルジュが居た。 今は朝の7時過ぎ。 部長のマンションと私のアパートまでは1駅分の違いだという事はわかった。
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