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初めての福祉業界、そして担当者との面談。近くのカフェまできていただき出張面接という形をしていただきました。自分のことをお話ししたり、未経験でも大丈夫なのか、シフトの融通、勤務地についてなどを2時間近く話しました。
担当者は自称ベテランやでと仰り和ませてくれました。性同一性障害の方の応募は増えているようで、よく面接をしているんだとか…そして今回勧められた勤務地は、人間関係もよく、施設長も優しく受け入れてくれるところだと仰り、安心しましたが、自宅から片道90分とちょっと。すごく悩んでいたところを、他は性別上の問題でお断りされている、月末で成績がかかっている、新人が研修中で僕に担当をつけたいと思っていて、新人の初めての契約のためにもお願いします。といわれ断り切れず施設見学が決まってしまいました…。
なんだか色々とショックでしたが、働かなければ生活できない。そう言い聞かせて迎えた施設見学当日。担当者と新人の方が待ち合わせ場所にいました。話しながら向かっていると、新人の方はまだ入社して1週間で契約が1件もとれておらず、今回本当にいいところだから早く決まってほしいですねといわれました。
わしは成績のためのアレなのかと内心思いつつ、働かせてもらえるかもしれないのだから、頑張ろうと決意しました。施設見学と施設長との面談、大体1時間くらいでした。性同一性障害の偏見も性別も関係ない、利用者に寄り添ってもらえたら大丈夫。とても安心できる方でした。
入社が決まり、勤務をしていく中でやはり性別の問題で直面することはありましたが、やりがいを感じるお仕事だと実感することが多かったです。
派遣会社を変えて、違う施設も経験させていただきました。やはり性別の問題で何ヶ所かお断りされてしまったというのもありましたが、通勤時間は半分以下になり、大家族のようなアットホームな場所を紹介してくれました。自分の得意分野を生かして、みんなで頑張ろうというフロアに入らせていただき、僕は料理とお菓子が得意だったので、スタッフや利用者の方にほぼ毎日作ったり、レクレーションもしていました。
事情があり退職することになりましたが…またの機会に詳細を載せたいと思います。
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