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あのさ。
そう言ってから沈黙が続いた。
それでも君は待ってくれた。
僕は君と別れてしまった事を後悔してた。
うん。
いつも東京で打ちひしがれそうになったら君の事を思い浮かべてた。
うん。
やっぱり、君しかダメなんだ。
うん。
僕は君が大好きです。
うん。
今抱えている大きな仕事があと少しで終わる。
うん。
そしたら、もう一度僕と結婚を前提に付き合ってほしい。
長い沈黙が訪れた。
そして君は笑顔をこちらに向けた。
お願いします。
そう言って泣きながら笑う君は世界で一番美しかった。
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