告 白

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 本当にあるとビビること。  それは、目を覚ましたら真横に美少女が寝てること。  母の再婚相手の連れ子が超絶美少女で一つ屋根の下だったり、宇宙からの侵略者が壮絶美少女でオレに一目惚れしてつきまとわれたり、悶絶美少女の神さまが願いを叶えますと目の前に現れて恋仲になったり。  学校を卒業して十数年のあいだ、いつもいつもいつもいつも頭の中で定番の妄想をエンドレス構築していたくせに、なんだ。  同じベッドでおだやかに胸を上下させる美少女を、「ハニーちゃん、おはよう」と起こすことができない。  毎朝、愛の言葉の千本ノックを自らに課していたにもかかわらず、いざホンモノが登場したらどうだ。このクソ大切なときに、あいさつはカケラも出てこず、オレは無言で背中を硬直させるだけだった。
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