エピローグとか、違うとか。

3/3
前へ
/349ページ
次へ
「まだ死なせないよ? 君には死ぬまで僕の役に立ってもらわないと」 「……分かってますよ」  そう口にして、ゆっくりと目を閉じる。 「にしても、あのオロチ、欲しいなぁ」 「……」 「あ、でもヤマタノオロチはもうスサノオに攻略されてるから、あんま意味ないかな? どう思う? あとさ、あの化け猫もいいね? ってか、あの女ってなんだったの? 特別なんかあるとは思えなかったんだけど。ね、ナタクってば」  少年の声を聞きながら、ナタクはまた意識を手放した。  彼女はもしかしたら──。  そんなことを考えながら。  そして、運命の輪は回り続ける。 【見習い巫女と不良神主が、世界を救うとか救わないとか 3 完】
/349ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1290人が本棚に入れています
本棚に追加