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恭ちゃんはいつも優しくて、
いつも私を大事にしてくれていた。
それを疑ったことなんてなかったの。
華やかな場所で働くアナタを、
眩しく感じたこともあった。
キラキラした世界で、
洗練された人達と一緒に働くアナタに、
私なんかでと言葉にしたら、
「俺は真白が一番可愛いと思う」
と言ってくれた。
その言葉をずっと信じてた。
だからかな…
恭ちゃんは浮気なんてしないって信じてた。
恭ちゃんが私より好きな人に出会わない限り、
それは絶対ないって…
なぜかそう信じてたの。
私……自惚れてたんだね。
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