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二
俺は心身ともに綺麗な女性をだく夢をこよなくいだくアウトサイダーでもある。それは夢で終わってしまいそうな或る意味限りなく純粋な望みだが、無職になった上に40になんなんとする俺は、焦るのだった。
もう俺は若くない。それより何より再就職は困難だし身寄りがない上に職を転々として来て転がる石には苔が生えぬで貯金もないから長くは生きらそうにない。嗚呼、死ぬ前に夢を果たすには・・・
俺は考えに考え抜いた末、デリヘル嬢を借家に呼ぶ、これしかないと結論付けた。これなら心も綺麗かどうか確かめられるから一石二鳥なのだ。と言うのも俺の住む借家は築40年木造一階建て一戸建てのぼろくて狭くてエアコンすらない、取りも直さず貧しくみすぼらしい古色蒼然たる陋屋なので、そんな家でも嫌がらずに応対してくれるのなら性格が良く逆なら悪いと即、判断が付くからだ。
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