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早速、俺はインターネットで最寄りのデリヘル店を検索し、その結果、〇〇店ホームページに行き着き、顔にぼかしの入った画像の一覧からミサキという子を選んで指名することにして〇〇店に電話をかけて予約した。
デリヘル嬢が来る前日は、朝、クマゼミの鳴き声で目が覚め、昼、冷や麦だけで食事を済ませ、夜、カナブンが光を求めて部屋の中に迷い込んで来る、そんな夏の暑い盛りであった。
俺はその晩もエアコンのない暑苦しい寝室で寝酒として安物の焼酎をオンザロックで一杯飲み干した後、窓辺に立ち、星空を眺めるべく網戸を開け、身を乗り出して頭上を見回すと、今夜に限って月や星がまるで火の玉の様に渦巻いて見えたので、ゴッホの星月夜を連想して、こんな幻覚を見るということはゴッホのように夭折する運命なのかもしれないと思い、暗い気がしながら網戸を締め、扇風機を掛けた儘、研ぎ澄まされた精神を沈めるべく床に就いた。
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