運命の人

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 男性は笑顔で私の隣に戻ってくると、もう遅いから家まで送ると申し出てくれた。 「どうしてそこまでするんですか。知らない人同士なのに」  彼は驚いたように目を丸くすると、私の顔を覗き込むようにして、 「僕、君の先輩なんだけど」  そう言った。
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