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お洒落なマンションの一室。
そこが悠さんの家だった。
「ど、どうぞ…」
「おじゃまします…」
私は勢いで部屋に行きたいと言ってしまったのを後悔した。
(男の人の部屋に行きたいなんて…
期待させてしまったかな…)
しかも悠さんの風貌に合わずと言っては失礼かも知れないがお洒落なマンション。
部屋も広い。
「風呂入る?
良かったら着替え貸すし…」
「あ、ありがとうございます…
入らせていただきます…」
お風呂も広い。
良い香りの入浴剤も入れて貰った。
なんとなく落ち着く。
「着替え置いとくから…
服洗濯するなら言って…」
「は、はい!」
ドキドキする。
悠さんに限ってそんな事ないとは思うけど、もしかしてそう言う雰囲気になったらと思うと…
男の人の部屋に泊まる=Hな事をみたいに…
「悠さんと…」
頭を振る。
そして深呼吸をして浴室を出た。
シンプルなスエットの上下。
それを借りて悠さんのところに戻った。
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