雲雀

　すると、僕はピーチルフィチフィチピーピーピヨピヨと自慢の喉を鳴らしながら英名がスカイラークだけに愉快に愉快に飛び回っちゃった。
　その内、可愛い子を見つけたりして、これから色んな出会いが生まれそうだけど、天敵も多いし、気を付けないといけないな。
　野生で生きるって大変だけど、恋をしたくなったし、希望が大きくなる入道雲の様にぐんぐん膨らんで行った。
　兎に角、僕が言いたいのは、どうせ生きるなら籠の中の鳥のままでいないで自由になれってことだよ。