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両親がそんな二人を感慨深く見つめていた。
あの日、絢音の代わりに琴音がお見合いしたことは
両親は知らない。
お見合いに来たのが、瑛さんではなく、律さんだったことも。
……勿論、言うつもりはない。
私達4人だけの秘密だ。
そうしなければ
こうならなかったのだから
あの時、どちらか片方だけが見合いを代わったとしたら?
どうなっていたのかな?
きっと、どのみち、こうなったんじゃないかな?
墓場まで持っていく秘密は……私達の大切な……
運命の出会い。
だから、秘密だ。
親からの自立とお互いからの自立。
そのタイミングで出会った。
だって、瑛さんは絢音の
律さんは琴音の
“運命の人”
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