「狼の目線」

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「狼の目線」

私が眩しい光を当てると  君は起き出した。 長年睡眠の呪いをかけられた王女のごとき美しい姿を もう少し見ていたかったけれど 今  実現したこの空間が いつまでもつか 分からない。 「おはよう。」 私がまず すべきこと。 それは  優しく君に  挨拶すること。 そう。 いつものように  優しく。
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