紅の館にて~夕方~

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 無事夕食作りも終え、ボクらは食卓に着く。  「いただきます。」みんなが声を揃えて食事を始めた。  「カナタ様は料理の腕もなかなかですね。」まず肉じゃがを食べた春日が言う。  「あはは、春日さん、ありがとー。」  「スローペースだけど味付けとかは上手なのよね。」  「そういうワカナはもう少し料理の勉強した方がいいと思う。」ボクは味噌汁の感想を述べ  「悪かったわね、レイ。私は料理上手じゃなくて。」  「ワカナー。レイは味付けの問題を言っているんだよー。」  「ワカナ様、味噌汁になぜ砂糖を・・・。」  他の二人も違和感を感じた。  「えっ、しょっぱくし過ぎたから甘さ足したんだけど?」  あっさり答えた和歌菜に  「ワカナ、そういう時は水を足して薄めるんだよ。」  ボクは呆れて言った。
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