紅の館にて~朝方~

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 「春日さん、そろそろお昼ご飯にしませんか?」和歌菜が提案し  「僕お腹空いたなぁ。」彼方が合わせる。  「そうですね。お嬢様、例の物を。」春日が笑顔で言い  「普通、春日が持って来る物だと思うけど・・・。」ボクは苦笑いしながらお弁当を取り出した。  「お嬢様の手作りの物を私が持つのもどうかと思いますよ。」  春日は良く自分が執事だと言う立場を弁えずボクに接する。  「うわぁー。お稲荷さんにのり巻きだぁ。」彼方が喜び  「これ、全部レイが作ったの?」和歌菜が感心した。  「うん、二人とも日本の料理好きだから頑張ってみたんだ。」ボクは照れながらお弁当を進める。
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