紅の館にて~朝方~

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 ボクらは重箱に入ったお寿司を食べ、  「ご馳走さまでした。」と、声を揃えて食事を終えた。  「美味しかったー。相変わらずレイは、料理上手だねー。」彼方がボクを誉めて  「これも教育の賜物だよ。」ボクは春日にしごかれたお陰だと言った。  が、  「いいえ、これはお嬢様の努力の成果です。」春日は否定する。  大抵の者達は春日の教育に付いて行けず春日は色々な家をたらい回しにされて来た。  そんな中、天宮家の執事に雇われた矢先に起こったあの事件・・・  ボクの父が母を刺し殺した事件でボクを見た春日は目を輝かせてお父様にボクを養子にするよう頼み込んだ。
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