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天宮家への階段
「旦那様、是非ともあの子を私に任せて下さい。」春日の意気込みに
「春日、あの子は本当に特殊なんだ。君には何か考えがあるのかい?」初め、お父様はボクを引き取る事を心配した。
「勿論です。私が責任を持ってあの子に正しい教育を行い未来を与えると誓いましょう。」
春日は自信満々に、ボクを教育する事に希望を膨らませ言った。
「未来を与えるか・・・。」お父様はやや迷った後、
「君がそこまで言うのなら、この子の父親として、君に教育を任せよう。」
お父様は決心し、
「ただし、私がこの子を家族として迎える以上、最後まで付き添う覚悟が必要だ。君にその覚悟はあるのかね?」
お父様の問に春日は迷う事無く言った。
「当然です。私は独りでもこの子を育てて行くつもりです。」
この言葉にお父様は納得し春日にボクを任せようと決めた。
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