天宮家への階段

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 もう誰も信じられない。何の希望もない。と沈み混むボクへお父様は歩み寄り  「私は天宮康介、君の新しい家族だ。これからは私達と生活して行こう。」  と、微笑んだ。  「ママはもういないのに・・・、父親(あの人)がいつボクを殺しに来るかもわからないのに、」  一呼吸置きボクは続けた。  「あの人に怯えながら生き続ける事になんの意味があるのですか?」  軽蔑の眼差しにお父様は息をのみ、春日は笑みを浮かべた。
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