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上下の組み合わせを考える時間も惜しくて、ストライプシャツに萌黄色のスカートを重ねたようなデザインの、重ね着風のワンピースを引っ張り出す。
可愛いワンピだけれど、袖が半袖だったので、白い薄手のカーディガンを羽織った。
朝晩はまだ肌寒く感じられることがあるから、薄手の長袖があると安心。
暑かったら脱げばいい。
服はこれでいいとして、さて足元はどうしよう。
靴擦れが気になるので、とりあえず黒いクルーソックスを履いて、絆創膏が貼られた患部を隠してみた。
――履き慣れたスニーカーで行けば、歩くの支障ないかな?
変じゃないかな?と姿見の前でくるくる回っていたら、扉をノックする音がして。
時間がかかりすぎて、八千代さんにまたご心配をおかけしてしまったのかも!
そう思った私は、急いで扉を開けて。
目の前に八千代さんではなく頼綱がいたことに驚いて、思わず瞳を見開いて息を呑んだ。
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