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場所はベタかな？と思いながらもハワイにして。
ゲストを親族と、ごくごく親しい人だけに絞る形で小ぢんまりとした式を執り行うことにしたの。
優秀なスタッフが沢山いてくれるから恐らく問題はないはずとはいえ、院長・副院長共に不在になると考えたらみんなにそんなに負担は掛けられない。
そう判断して新婚旅行も兼ねたごくごくシンプルな結婚式にしたんだけど。
そのあと旅行になんて行けない状況になってしまうことを思うと正解だった！……みたいに実感するのはもう少し後のお話。
ドレスは国内で手配して、自分たちで現地まで持ち込む形を選択。
実はこの時、浮かれるあまり「せっかくだから何着か買ってしまおう！」と、たがの外れた頼綱を、「勿体ないからレンタルでいい！」と説得するのが一番骨の折れた作業だったのは、恥ずかしいから内緒にしておいた方が良いかしら？
ウェディングドレスはＡラインとマーメイドラインとプリンセスラインの３つで悩んで。
色々試着してみた結果、プリンセスラインが１番似合って見えたからそれにしたの。
プリンセスラインにした何よりの決め手は、頼綱が「お姫様みたいで可愛いよ」って言ってくれたから。
荷物で海外まで運ぶことを考えると、割とかさ張るプリンセスラインのドレス１着だけを持っていくことにして、お色直しみたいなことはしないことにしたんだけど。
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