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僕の名前は田川隆一27歳、セールスマンをしている。
仕事柄、僕はあちこち地方を転々として生活している。
それは僕がある田舎町にセールスに来ていた時のことだった。
僕は繁華街を歩いていて、どこかでみたような人影をみたような気がした。
僕は嫌な予感を感じ、脇道にそれ路地に入った。
こんな所まで来るわけがない、きっと人違いに違いない。
僕は路地を抜け別の道を歩いていた。
すると、僕の前方にまたどこかで見たことがあるような人影が現れた。
その人間はキョロキョロ辺りを見回している。
僕はヤバイと思いすぐにまた脇道に入った。
その後ろから足音が近づいてくる。
どうやら僕を追いかけているようだ。
あいつでなければよいのだが、あいつがこんな所まで来るはずはないんだ。
「やっと見つけたわよ」
聞き覚えのある声に振り返ると彼女がいた。
「もう、つきまとうのはやめてくれないか」
「冗談じゃないわよ。あんたを逃がすわけにはいかないのよ」
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