氷と風と君の物語

2/8
7人が本棚に入れています
本棚に追加
/8ページ
 私達の住んでいた町は山間にあって、冬はとても寒くなりました。  町の近くにあった湖もカチコチに凍って、私達はそこで遊ぶのが大好きでした。  毛皮の上着に帽子、厚手の手袋、厚手のズボン。  外は寒く、氷の上はもちろん冷たいわけですから、これぐらい着こみます。  それでも時には寒く感じるぐらいでした。  凍った湖の上で、子供達は主に滑って遊びます。  小さな子供達はそりで遊びます。  ある程度大きくなると、みんな小さなそりのついた靴を与えられ、スケート遊びをし始めるのです。  スケート遊びはとても楽しかったし、みんなで乗っていたそりを降りる誇らしさもありました。
/8ページ

最初のコメントを投稿しよう!