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体を起こして「はい」と渡されたパンツを受け取る。
続けて「これ、使え」とハンカチを渡された。
「あの…これ…?」
「色々ついてっから、拭いてからパンツ履いた方がいいと思うけど?」
ぶっきらぼうにそう言うと、その人は僕にハンカチを押し付けて屋上から出て行った。
あの人は誰だったんだろう?
あらためて自分の下半身を見れば、後ろから僕の血液混じりに武志の吐き出したものが流れてきており…。
こんなの見たらドン引きだよな…。
でも、拭くものがなくて困っていたのでハンカチを貸してもらったのはありがたかった。
洗っても、僕の下半身を拭いたハンカチなんて返してほしくないよな…。
新しいのを買って返さないとな。
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