4.対決!元祖美術部対生徒会

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 喜びを隠せないで盛り上がる元祖美術部員の様子に、生徒会一同は困惑するばかりで、池波は心配しながら甲葉に尋ねる。  「いいのか、こんな約束しちまって」  「仕方ないでしょ、成り行き上なんだから」  「それはそうだが・・・」  「それに、これ以上此処の連中と、付き合うつもりはないわ」  「確かに。じゃ、頑張って」 やっと、解放され家に帰れると思い退室しようとするが、何故か足取りが重い。 後ろを振り向くと、微笑む甲葉が襟首を掴んでいた。  「あなたも参加するのよ」  「はぁ、やっぱり?」 項垂れている池波を捕まえたまま、岡安に尋ねる。  「ねぇ、勝敗はどうやってつけるの?」  「それは、こちらでセッティングする」  「信用していいのよね?」  「不正などはするか。俺の主義に反するわ」  「そう、まぁいいわ」  「他にあるか?」  「必要なものはあるの?」  「そういったものも含めて、此方で全て用意する」  「分かったわ」  「他は?」  「あ、勝った方はどうなるの?」  「元祖美術部が勝てば、庭山の入部を認める。生徒会が勝てば、元祖美術部は廃部だ」 浮かれていた部員たちが、その言葉を聞いて我に返り、  「先輩!廃部って!」  「勝手に、決めないでくださいよ」  「何言ってるんだ?要は、勝てばいいんだ。勝てば」  「そうですけど・・・」 その言葉を聞いて、笑みを浮かべながら甲葉は、  「良いわ。それでいきましょ。あなたたちの先輩が言った事よ。約束は、必ず守ってもらうからね」 池波を引きずりながら、笑いを抑えながら、広田、中里を従え教室を後にする。  大変な事になっているようないないような、何か生徒会と対決する事にになったよ。 これ、もし勝ったりしたら、心証が悪くなったりするんかな? それよりも、TRPG何て未だによくわかんないし。 どうすんのこれ?
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