5.四畳半異世界誕生

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5.四畳半異世界誕生

元祖美術部部室である教室。  元祖美術部4人、生徒会役員4人、双方机を挟んで対面に座り、緊張した趣で事前に作成しておいた自分のキャラクターを各陣営で、能力値、技能などの記入ミスや抜けている所無いか、回し読みしながら確認作業を行っていた。 上座には、進行役、監督、シナリオ制作、審判等を行うゲームマスター(GM )の藤田が鎮座し、各々の様子を伺いながら、自分も準備にいそしむ。  とはいえ、此処まで来るのに紆余曲折に至る。 まず第一に、TRPGの説明から入る事から始まった。 そもそも、生徒会役員達は、TRPG何て経験した事無いのだから、どいったゲームなのか理解するべく、庭山を含め説明を行うが全員が全員まったく要領が得られない。 何が面白いのか、何をやればいいのか理解しづらいし、漠然とした雰囲気あもっている部分がある為、達成感が満たされる感じがしないのである。 TRPGのルールブックも活字が多く、読みづらく理解を得られず、途中で飽きてしまうものまで出てしまった。 それでも何とか、突貫であるが概要を理解してもらえたのだろうと一段落付いたかに見えたが、まだまだ先は長かった。  今度は、ゲームマスター(GM)を行う藤田に注文付けたのである。 所謂、敵陣営でもある藤田がGMを行うなど、公平な判断が出来ないだろうと主張するのである。 その事に反論するが、今までのやり取りの中どうにも信用が出来ないと言い、平行線をたどるが、TRPGのGM経験で理解できる人間が結局の所、元祖美術部の方しかおらない事と、部外者、第三者に頼むとなると岡安しかおらず、それには流石の一同も拒否した為に、結局の所藤田に落ち着いたのである。  TRPGで遊ぶのに欠かせない、自分の分身であるキャラクターの作成がある。 当日に、キャラクターを作成していては、時間が無くなると判断し、予めキャラクターを作成することとなった。 まず、種族と職業を身める所から始めるのだが、今回は4対4のお互い対決する変則な形でゲームを行うので、互いに特に職業をバランス良く配分する事を提案が出される。 しかし、そんな事お構いなしの生徒会は、ただ相手を殴りたいと言う事で、全員が戦士を選んでしまう。 流石に、それではゲームとしてのバランスと、話の進行上戦闘以外に対応でき無くなってしまうので、それは変えるよう注意された。 渋々、キャラクターの職業を変更を余儀なくされ、悩んだ末各々の性格を反映した収まるべき場所に収まったのである。
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