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「どうしよっか」
不安そうに相馬は、藤田部長を見つめるが、当の本人は扇子を仰ぎ、どうしよかなと新足ながら天井を見上げた。
「仕方ない。適当なやつを見つけて、名前書いてもらうか」
面倒くさそうに、頭を掻く岡安。
「あ、言っておくけど、名義だけの部員は認めませんから。それと新井くん、アート絵画部は何時でも歓迎してるからね」
まるで此方の行動を読んでいたのかと思うかの如く、帰ったかと思った甲葉会長代理がドアから首を出して釘を刺した。
その突然の出来事に、心臓が破裂するかと思いながらもその場に硬直してしまう一同。
「あ、ああ・・・」
新井に笑を送る甲葉会長代理は、再びドアから消えるのであった。
「もう来ないよね・・・」
恐る恐るドアを開け、相馬外には誰もない事を確認する。
「あ~、ビックリした」
扉を閉め、ホッと胸をなでおろす。
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