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君とのクリスマス
今年もあのイベントがやって来る。
そう、恋人同士ならば当然の様に互いが互いの行動を気になり始めるクリスマスだ。
社会人になったらそれは仕事の都合上何もやらない者同士もいるのかも知れない。そもそもアレは日本の文化では無いしやらなくては駄目だという義務もない。
『でさ、今年のクリスマスなんだけど何かする予定とかある?』
「蛇塚くんって唐突に話題を振ってくるね。」
『…そうだっけか?』
そんなつもりは無かったんだが相手にはそう言う風に捉えられていたらしい。首を傾げながら自分の日頃の言動を改めて思い返してみる。…確かに言われた通り突拍子な言動を見せるかも知れない。
「ほら、蛇塚くんっていたずらっ子だから。」
茶目っ気に笑う彼を俺はニヤッと笑いながら見つめる。成程。
『そうかもねー』
「…なんか変な事考えてないよね?」
『別にぃ』
此処では敢えて伏せて当日までバレないように準備する事に決めた。
だってそうしないと俺が楽しめないだろう?
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